エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

2010-01-01から1年間の記事一覧

「バナッハ=タルスキの逆説 豆と太陽は同じ大きさ?」読了

「バナッハ=タルスキの逆説 豆と太陽は同じ大きさ?」読了。 これで長年の謎がひとつ解けました。 …。 すいません。嘘つきました。一読で解けるほど容易ではないです。 でも一方で、思っていたような複雑さはなく、むしろシンプルなぐらいなんじゃないでしょ…

最近、気になって気になって仕方がないこと

003SHと005SHを担当した部署は、元々携帯電話のみを作っており、スマートフォンを手掛けたことはなかったという。 Android 2.2、共同開発でともにリスクを取り合った--シャープ開発者に聞く - CNET Japan スマートフォンって、携帯電話ではないの? 開発する…

Google App Engineのメール送信機能を使う場合、持っているアカウントのメールアドレスしかsenderに指定できない

覚え書き。 sender 送信者(From アドレス)のメール アドレス。これはアプリケーションに登録された管理者のメール アドレス、またはログイン中のユーザーのアドレスです。アプリケーションに管理者を追加するには管理コンソールを使用します。現在のユーザ…

オブジェクト指向における書式付き出力

C++

書式付き出力 - エンジニアのソフトウェア的愛情 このあと書式付き出力について考えて続けていたんですが。ずるずるとやっているうちに先々月のエントリになってしまった。ま、それはそれとして。 C++のiostreamの書式指定のやり方がなんとも居心地がよくな…

C言語の条件演算子で第2オペランドを省略できるのはGNU拡張だった

C++

#include <stdio.h> void putStrLn(const char* s) { printf("[%s]\n", s ? : "null pointer"); /* 条件演算子 ( ? : ) の第2オペランドを省略 */ } int main(int argc, char* argv[]) { putStrLn("hoge"); putStrLn(""); putStrLn(NULL); return 0; } 実行結果。 [ho</stdio.h>…

Chiba.rb立ち上がりました

遅くなりましたが。立ち上がりました。 Chiba.rbのグループを立ち上げました。 - koeだめ - http://bash0C7.hatenablog.com/ に移行しました 集まれる場所を探しています。もしも情報お持ちの方がいらっしゃったらご連絡お願い致します。

書式付き出力

C++

某所でC言語のprintfの書式指定って初学者にはけっこうめんどうだよね、というブログのエントリを見て。 たとえば。C言語だとこんな感じ。 #include <stdio.h> int main(int argc, char* argv[]) { const int n = 123; const double r = 123.45; const char s[] = "ho</stdio.h>…

もの、から、こと、へ

404 Blog Not Found:MuramasaがMacBook Airになれなかった理由 メーカー勤めの一人として。「ものだけ作っていてもジリ貧になるだけです、もっと仕組を作りましょうよ」「ソフトウェア開発を外部委託してたんじゃ競争力失いますよ」という話をしては上司とバ…

diffをGitHubに

GitHubにアカウントを作る前に書いたので、登録を忘れていたdiffのコード。いまさらながらリポジトリを作成する。 GitHub - mattsan/Diff 関連エントリ: diffをつくる - エンジニアのソフトウェア的愛情 diffをつくる(2) - エンジニアのソフトウェア的愛情 …

仕事のパフォーマンスの善し悪しの原因について

数日をかけて行動分析学の本を読んでいたわけですが、読みながら気がついたこと。読む前から漠然とそうなんだろうなと感じていたんですが読了して裏付けがとれた気分。7月のオブラブ夏イベントの本間直人さんのワークショップで伝授して頂いた内容。 「発言…

行動分析学の本を読んでいました

行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書) 人は、なぜ約束の時間に遅れるのか 素朴な疑問から考える「行動の原因」 (光文社新書) パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学 書評を信頼している方がブログで 2.の書籍のこと…

自由参加のディレンマ

伝えたいことがあったので、自由参加で集まってもらったら。 普段から話を聴いてくれる人たちばかりが集まって、本来のターゲットである普段聴いてもらう機会のない人たちは集まらない。ぬー。自由参加という手段を使う時点で考えが甘いというのは重々承知し…

スクリーンイメージをほかのPCと共有する

要は。今の仕事はメンバが複数箇所に分散してまして、全体の会議となると電話会議しかなくて、お互い喋ってることしかわからない。一カ所にいればプロジェクタで表示して、そこで議事録書いたりできるのだけれど。 で、最初、PCを共有するツールがないかと考…

実践するための原動力は

先週金曜日の講演の内容については、Agile Japan 2010の再演というのもありますし、わたしのレポートよりAgile Japan 2010のときの情報の方が確かと思いますので、そちらの資料へのリンクでここでのレポートの代わりとしたいと思います。 手抜きじゃないよ!…

XP祭りに参加してきました

「『〜してきました』エントリが多い」と言っているそばからもういっこ「してきました」エントリ。 9月4日 XP祭り2010 ~ アジャイル学園祭~(東京都)お土産まで頂いてしまいました。ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと作者: 鈴木雄介,Richard Mons…

最近「〜してきました」エントリが多い件

入力と出力のバランスが崩れているあらわれではあります。加えて、「ソフトウェア的愛情」と銘打っておきながらソフトウェアのこと書いてないし。実際、このひと月余りの間はプログラミングもしておらず。してないだけでなくて思いを巡らすこともほとんどな…

野中先生の講演を拝聴してきました

4月のアジャイルジャパンでの講演が好評だったということらしく、今日、野中郁次郎先生の講演の再演…正確には再構成されたもののようですが…が開催されるということで拝聴してきました。 本来は部外者なので話を伺える立場ではないのですが、ありがたいこと…

ライフハック研究会に参加してきました

先送りしているうちに、二週間以上たってしまいました。 数々の書籍やブログ「ライフハック心理学」を書かれている佐々木正悟さんが主催されるライフハック研究会に、去る08/06に参加してきました。 ライフハック自体には多少は関心はあったもののイベントに…

正面突破は自滅の香り

本間さんからは「まず火のつきやすいところに火をつけなさい」と智慧を頂いたのに。 潤二さんからは「失敗しても大丈夫なぐらい小さなところから動いてみなさい」と智慧を頂いたのに。 本丸の中心人物に正面突破で挑んでしまって危うく怒りを買うようなこと…

オブジェクト倶楽部2010夏イベント――わくわくワークショップ

午前の部で参加した「わくわくワークショップ:場作りのWS」についてメモ。ワークショップをうまく運営(あるいは切り盛り)するにはどうしたらいいか、を実際にワークショップを通して体験するというメタなテーマ。体験してみないとわからない。だから体験…

エンジニアを解放したい

2009.04.19 : エンジニアの閉塞感 - エンジニアのソフトウェア的愛情 2009.05.11 : 「適切な契約期間は?」 - エンジニアのソフトウェア的愛情 2009.09.17 : ソフトウェア開発の請負と内製と - エンジニアのソフトウェア的愛情 LTのトリを務められたF-Questの…

CotEditorからSimplenoteへテキストを送る

ネット上にテキストを保存してくれるSimplenoteというサービスがあります。iPhoneアプリケーションもあるので、わたしの場合iPhone上では標準のメモの代わりに利用しています。 さらにそのSimplenoteのテキストをバックアップしてくれるサービスSimplenote B…

プロジェクトにライターがいないという不思議

日本語(自然言語)でもう一題。 いま、わたしが関わっているような規模の大きなプロジェクトでは、ソフトウェアと一緒に大量の文書が作られます。委託だったり協業だったりで対外的に出す文書も結構な量です。そんななか、最近になって思ったのが「なのにど…

「日本語作文術」を読む

読みはじめました。日本語作文術 (中公新書)作者: 野内良三出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/05/25メディア: 新書購入: 5人 クリック: 89回この商品を含むブログ (42件) を見る本書の冒頭、「はじめに」では次のように書かれています。 要するに、…

稼働率を100%にしてはいけない、と思う

「マニャーナの法則 明日できることを今日やるな」を読んだわけなんですが。仕事には3つの緊急度があると考えることにするとのこと。 今すぐ 今日中に 明日やる で、基本的に仕事は「明日やる」に分類しなさい、というのが本書の趣旨。 今日は昨日のうちに…

名前をつけること大事、超大事

一週間も経ってからエントリたてるのもなかなか間が抜けているなとおもいますが、書きたくなったときがそのネタの旬とも言いますし*1、この一週間、ずっと頭に残っていたことを書いてみようと思います。 ワークショップの冒頭、入り口として「プロジェクトフ…

The Right Stuff - エンジニアの資質

一昨日のワークショップについて。書きたいことはたくさんあるんですが。どうしてもまず言葉にしておきたいことがありまして。 松本潤二さんは自己紹介の中で、20年ほどのあいだにソフトウェアの開発の現場から始まって(中略)今は開発をするチームを作る…

The Right Stuff - エンジニアの資質

昨日のワークショップについて。書きたいことはたくさんあるんですが。どうしてもまず言葉にしておきたいことがありまして。 松本潤二さんは自己紹介の中で、20年ほどのあいだにソフトウェアの開発の現場から始まって(中略)今は開発をするチームを作るお…

プロジェクト・ファシリテーションのワークショップに参加してきた

そのようなわけでして。参加してきました。 松本屋とアネゴ食堂のコラボ企画のワークショップ、「やみプロ」。Wまつもと再び。 やみつきになる!プロジェクト・ファシリテーション - プロジェクト・ファシリテーター J.Matsumoto@松本屋 会の最後に、手持ち…

googletest1.5.0の使い方・その1:ビルドする

「書く書く詐欺」になりつつあった、googletest 1.5.0の解説。ようやく着手です。 今までは、「./configureしてmakeしてsudo make installすればOK」…という具合にやってきていたんですが、Version1.5.0ではこの方法を正式には採用しない方針に変更したよう…