読みはじめました。

- 作者: 野内良三
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: 新書
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本書の冒頭、「はじめに」では次のように書かれています。
要するに、本書は学校では教えてくれなかったこと、あるいは教えてくれてたけれどもきちんと教えてくれなかったことを重点的に取り上げた。ずばり、本書のモットーは「型」(パターン)の重視だ。そのことは「定型表現」の扱い方によく示されている。定型表現をここまで取り込んだ文章指南書はこれまでなかったはずだ。IVは「使える」定型表現の集大成である。
本書は、高望みはせずに定型的な文書を書くことでよしとする。一定の言い回し(表現の型)を踏まえれば、誰にもそこそこの文章が書ける。文章を書くとは一定のマニュアルに従って定型表現をつなぎ合わせることだ。
いきなりパターンという言葉に反応。頭のなかでプログラミングのスイッチが入ります。そうなるとこの文章もプログラミングの話に見えてくる。
たとえば「文章」を「プログラム」または「プログラミング」に、「言い回し」を「イディオム」に置き換えてみると。
要するに、本書は学校では教えてくれなかったこと、あるいは教えてくれてたけれどもきちんと教えてくれなかったことを重点的に取り上げた。ずばり、本書のモットーは「型」(パターン)の重視だ。そのことは「定型表現」の扱い方によく示されている。定型表現をここまで取り込んだプログラミング指南書はこれまでなかったはずだ。IVは「使える」定型表現の集大成である。
本書は、高望みはせずに定型的な文書を書くことでよしとする。一定のイディオム(表現の型)を踏まえれば、誰にもそこそこのプログラムが書ける。プログラムを書くとは一定のマニュアルに従って定型表現をつなぎ合わせることだ。
あんまり違和感がない。個人的には。
本書は日本語が使える人向けに書かれた本なので、これをプログラミングの学習者にそのまま当てはめるのはムリがあると思うものの、プログラミングの初級者のためにこのような本があったら、と感じてしまいます(「一定のマニュアルに従って定型表現をつなぎ合わせる」というところに引っかかりを感じる人もいると思うんですが、ほとんどのプログラムは定型表現――典型的な形で書かれてますよね)。