エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

オブラブイベント2007夏 帰郷

以前、「トラックバックするまでがイベントだ」と言われたことがありましたので、トラックバック
そんなわけで。簡単ながらイベントの感想。

基調講演「アジャイル開発元年」

これからの価値創造の形。
このアイディアは平鍋さんのブログでも読ませて頂いていたんですが、生の講演では改めてその力を感じます。

講演を聴いて考えたこと。
わたしは組み込み開発をしているわけですが。はたして、ユーザにサービス(価値)を提供しているのはハードウェアだろうか、ソフトウェアなんだろうか。ハードウェアとソフトウェアが一体になっているからこそ「組み込み」なのであって、分けて考えること自体ナンセンスといわれれば確かにそうなんですが、実務の上でなにか見落としている気がしてなりません。

主賓講演「WikiとXPをつなぐ時を超えたプログラミングの道」

WikiやXPなどはすごく実践的で即戦力で現場のものという印象があったのですが、その成り立ちや背景のお話にはとても知的好奇心を刺激されました。
オブジェクト倶楽部メールマガジンで紹介されていた文書はここで読めます。

「TPSコミュニティ・クロニクル〜改善活動は人を変え、組織の壁を越える〜」

正直、かなりの驚きでした。改善活動を社内でそれも草の根ですすめて成功された事例でした。わたしの会社でも改善活動はありますが、トップダウンの活動ということもあり功を奏しているのか怪しいところです。一方、現場で、組織の垣根を越えて、こういった活動をすることができたこと、活動が成功したこと、今もさらに改善されつつ続いていること、それが可能ということはとても勇気づけられる話でした。
ちなみに成功のためのポイントは、「最初に平鍋さんを呼んで講演してもらう」だそうです(笑)。でも確かに効果大だと思います。

「ソフトウェア開発ゲーム」

ゲームを通して何が見えるのか?と思ったら、本当にゲームだけでした。これはこれでびっくり。
でも「機能追加」とか「不具合修正」とか、ゲームのルールがソフトウェア開発をなぞっていて、それはそれで変にリアリティを感じてみたり。

「アジャツール!オブラブ夏イベント号外発行!!」

メールマガジンの連載で紹介されていたアジャイルなツール…アジャツールを一挙紹介。メールマガジンは読ませてもらっていたので、新たに知ったツールはありませんでしたが、紹介された実際に使われているツールは、どれも存在感がありました。怪しいのも少なくありませんが。

2007/06/22追記

トラックバックを追加。
今回も懇親会で名刺を交換させて頂いた方々に御礼のメールをさせて頂きました。ご迷惑になるかもしれないことも省みず…もったいないじゃないですか、名刺を交換しただけでは。次どこでお会いできるかわかりませんが、繋がっていますよというのをお伝えしたくて。
返事を頂いたその中に「始めての参加で緊張していたところ声をかけて頂いて懇親会も楽しめました」とあり、多少なりともお役に立てたことを嬉しく思いました。