エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

名刺をサルのように取り込んでいた

iPhoneに替えて10日ほど経ちました。手放せなくなってます。いままではわたしにとって計帯電は絶対の必需品というわけではなく、携帯電話の端末を持たずにでかけることも多かったんですが、いまは出かけるならiPhone持たないと、という気分になってます。
ただし、出先で情報を見たいからというわけではなく、どちらかというと出先で知り得たことを記録しておきたいから、という気持ちが強く。


情報の取り込みということでいうと、昨夜から今日にかけて、サルのように名刺を取り込んでました。iPhoneEvernoteを使ったら、名刺の束がみごとに住所録になりました。

(たぶんもっとスマートな説明とか、探すと見つかると思うんですが、記録をかねて)

最初はいろいろ手順とか試していたんですが、名刺の数が多かったので次のような感じに落ち着きました。

  • iPhoneのカメラでとにかく名刺をとる。iPhoneのカメラアプリケーションのあまりのシンプルさに最初は戸惑ったんですが、今回のようにとにかく画像データにしたいというときには適してますね。撮りたい名刺をフレームにおさめてピントがあったらシャッターを押して、次の名刺に交換して…と単純作業で次々に名刺を画像データに変換。
  • 撮った名刺の画像データをポケットスキャナーで必要な部分だけ切り出す。輪郭抽出はちょっと甘めな感じがしたものの、修正も難しくないのでそれほどストレスはなく。人によってはちょっと画像があらいと感じるかも。
  • iPhoneMacに繋いで切り出した名刺の画像データをiPhotoに取り込み。
  • iPhotoでコピー、Evernoteクリップボードから新規作成、で画像ごとのノートを次々に作る。ここ、全部手作業ですましてしまったけれども、もっとよい方法があるかもしれないです。氏名を「よみがな/漢字表記」というかたちでタイトルにしました。
  • Evernoteに「名刺」というノートブックを作って名刺のノートを移動。
  • iPhone側のEvernoteの設定の「オフラインのノートブック」で、上記の「名刺」のノートブックを選択。これでノートブック「名刺」の中身はiPhoneに常にダウンロードされた状態になる(はず)なので、オフラインでも使える(はず)。
  • Evernoteの検索の「高度な検索」で検索対象のノートブックに「名刺」を指定。グループ分けで「題名」を指定。これで取り込んだ名刺がよみがな順に並んで表示されます。


結局のところは、画像データとして取り込んだだけなんですが、プレミアムアカウントであればEvernoteは画像内まで検索してくれます。これがすごいです。


「金融』という文字を検索してみた結果。


そんなわけで。サルのように取り込んでしまいました。


ちなみにポケットスキャナーを使ったのは、単に安売りしていて目についたから。ほかと比較はしていないです。もしかしたら、ほかのスキャンソフトだともっとよいやり方があるかもしれません。
また、今回は100枚以上取り込むようなことをしたので一旦iPhotoを経由しましたが、ポケットスキャナー自身にカメラ撮影機能とEvernoteへ登録する機能があるので、数枚の場合にはポケットスキャナーでカメラ撮影して直接Evernoteに送るのがよいのかもしれません。