エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

訂正

昨日のエントリで「ゆとりの法則」で品質についての内容に違和感を感じていた、という部分で「欠陥が比較的少ない」と書きましたが、文言全然違ってました。訂正。

  1. ユニークである。この製品が最初に発売された当時は、まったく類のない製品だった。
  2. 写真加工の概念を根底から覆した。
  3. 写真に対する考え方まで変えた(ヘレンはきれいに写っているが、マリーの写りがひどい写真も捨てる必要はない。マリーの写りがよい写真と合成すればよいのだ)。
  4. 以前は想像もつかなかったことをできるようになった。
  5. 十分に工夫されている。特に、チャンネル機能はほぼ無限に応用がきき、その用途はいくらでも広がっていく。
  6. 完全に実装されている。たとえば「元に戻す」機能を使えば、きわめて複雑な操作でも元に戻せる。
  7. 頭に入りやすいヒューマン・インターフェースを使っている。ほとんどマニュアルを使う必要もない。
  8. サードパーティーのアドオン・メーカー向けにインターフェースを提供している点で画期的である。
  9. きわめて安定している。


私がこのソフトを選んだ理由のうち最初の9つを、ほぼ重要度の順に並べてみた。これら9項目のうち、欠陥がないことと関係しているのは最後の一つだけである。これが肝心な点だ。製品の品質は、欠陥の有無とはほとんど関係がない。


トム・デマルコ「ゆとりの法則 ? 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解」P126


あとに続く文の印象が強くて勘違いをしていたようです。


ゆとりの法則 ? 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

ゆとりの法則 ? 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解