このあいだのエントリでも書いたように、雇用について関心が高まっている今日この頃。あっ、と気付いたのがG.W.ワインバーグの著書「コンサルタントの道具箱」で契約期間について書かれた一節。
「適切な契約期間は?」という節で、契約は短期にしなさい、依頼主に自分の価値がわかったところで報酬を引き上げるように再交渉すればいい、また、あまり長期にわたって拘束される契約には、誘惑に負けてサインしないことが重要だ、ともあります。
いまの日本では、正社員での長期雇用が正しくて、だから短期の契約はよくない雇用のあり方、という風潮にあると思います。
本書はコンサルタントという専門職のしかもアメリカでの話なので単純な比較はできませんが、この「適切な契約期間は?」という問いは、いまの日本の雇用形態を見直すきっかけになるような気がします。
- 作者: ジェラルド・M・ワインバーグ,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2003/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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