エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

素人の傲り

最近、「プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書)」を読んでいます。しくじったと思ったのが、どこでこの本を見つけたか忘れてしまったこと。どっかで紹介されているのを見てamazonで購入したんですが…。しくじった。情報のつながりをきってしまった気分。


ちょっと引用。

プロフェッショナルの世界には、恐ろしい格言がある。

「下段者には、上段者の力が分からない」

その言葉である。
単に「知識を持っているだけの「机上プロフェッショナル」には、「智恵」を身につけた「熟練プロフェッショナル」の「力量」が分からないのである。
しかし、逆に、「熟練プロフェッショナル」からは、恐ろしいことに「机上プロフェッショナル」の力量は「透けて見える」。


「プロフェッショナル進化論」114ページ

この部分を読んでいて、思い出したのが「ほげ言語」のパラドックス。詳しくはリンク先を読んで頂くとして、ある言語を使っているプログラマは、使っているその言語より強い言語を見ても「どういうわけかふわふわしたおまけがいろいろついている」だけに見えてしまう、というもの。


ただ、加えて「プロフェッショナル進化論」では、プロフェッショナルは自分は未だ下段者ではないかという自覚が謙虚な姿勢を身につけている、とも記されています。

わたしはいろいろかじる程度には言語を習得するのが好きですが、謙虚さを忘れないようにしたいものです。


プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書)

プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書)


上で引用した「『ほげ言語』のパラドックス」は、翻訳をまとめた書籍「ハッカーと画家」にも収録されています。