エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

2005-01-01から1年間の記事一覧

二重化を厭わない

わたしは、二重化をしてしまうと、問題の本質をつかみかねているような、居心地の悪さをすぐに感じます。同じ形のコードが現れると、ものすごい間違いをしているような気分になります。そして、そんなときは、たいていなにかを見落としていたりするものです…

テスト専門誌創刊

ソフトウェアテストの専門誌「ソフトウェア・テスト PRESS」が創刊されました。 今から読みます。

「設計する」こと・余談

「設計する」ことと「設計書を書くこと」を取り違えていると、書きましたが、設計書を書くことについても「ワープロで清書すること」と思っている人がいるようです。それはそれとして。わたしはワープロが好きではありません。ひとくくりにして扱ってしまう…

言葉に左右される思考

思考は言葉に左右されるという話を聞きます。語学や文化の話は専門の方々にお任せするとして、ソフトウェア開発から見えたことについて。 今までC言語で開発をしてきた人は、C言語でソフトウェアを考える、ようです。ようです、というのは、きちんと確かめた…

分析、即、実装

今日のレビューでは、分析から、設計をすっ飛ばして、実装してしまった例に出くわしました。本人は、分析ではなく設計のつもりだったようですが、それは、要求された仕様を整理しただけの、分析と呼ぶべきものでした。「つもり」だったとしても、次に、本当…

「繰り返さない」再び

「繰り返さない」という話を先日書きました。 実際、ソフトウェアを設計していると、機能として、繰り返しを必要とすることに出くわすことはあまりないように感じます。むしろ言語などの制約から、必要な機能を繰り返しで実現しているだけのほうが多いのでは…

なにをやるか、どうやるか

設計や実装でも、なにをやるかとどうやるかの違いを、つまりは目的と手段を、きちんと意識する必要があると思います。言葉にするとあたりまえなのですが、書かれたコードを見ると、そうでもないようです。なにをやるかを置いてけぼりにしているコードが、少…

「繰り返さない」「分岐しない」「処理を書かないしない」

構造化プログラミングに喧嘩を売っているようなタイトルになってしまいました。 よりよいソフトウェアを作るためには何が必要か、とたびたび考えます。特に「堅い」ソフトウェアを作ることに興味があります。わたしが考える「堅い」とは、堅牢という意味で、…

自尊心が下がってくると

自尊心が下がってくると、仕事がはかどらなくて困ります。 自尊心が下がってくると、わたしは、臆病になります。いっそう消極的になります。そして攻撃的になります。特に、そんなときにミスをすると、自分のミスを認めるのがとても怖くなります。ミスとわか…

設計書

先日の書き込みで、プログラマには文章力が求められる気がする、と書きました。設計書を書く段になると、如実に、文章力が求められます。設計したときの意思決定の経緯や、決定した内容を書き留めておくのが設計書。設計書を書くことはふたつの意味で難しい…

「設計する」こと

わたしの職場に限った話なのかもしれませんが。 技術者が、自身の分担する部分のソフトウェアの設計もしています。でも、どうも「設計する」の意味を「設計書を書く」ことと勘違いされている部分があるような気がします。 設計することと、設計書を書くこと…

文系プログラマは、よいプログラマ?

以前一緒に仕事をさせて頂いたプログラマに、自称文系プログラマの人がいました。 もっとも、一緒に仕事をしてみると、ソフトウェア技術に触れるは就職してから、という人がすくなくないようです。 さて、件の文系プログラマ、学生時代は経営を学んでいて、…