エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

機能が価値なのではない

頭痛。二日酔い?昨夜は2杯しか飲んでないし…と思ったら、風邪だった模様。なんかふらふらするし。

最近の製品開発で気になること。なにかと機能がてんこもり。短いサイクルで次々と製品開発をしている現状で、機能追加ばかりを繰り返すと何になるかというと、機能実装のコストが開発能力を超えてしまいます。もういっぱいいっぱい。そんな状況では、次の新しい機能はこれだっ…とか言われても、気持ちは逆に萎えてしまいます。いつからこんなになってしまったのか。
複数の機能の今までにない組み合わせで新しい価値を生み出すことはありますが、多機能そのものが価値を生み出すわけではないことを思い出さないといけない気がします。ひとつの機能が使いやすい方が価値が高かったりするわけですし。

実のところ、機能てんこもりの原因は単機能にしてもコストが下がらない(=価格を下げられない)というのが大きいのだろうけれど。価格を下げられない代わりに機能を増やすことで釣り合いを取ろうとする。今まではよかったけれど、もう限界だよなぁ、というのが内部から見た感想。先の開発能力に加えて、今後は価格競争も激しくなる兆しも見えてきているわけでして。

今からでも何が価値なのかをもう一度見直す必要がありそう。自戒も込めて。