エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

自分の色を加えない

コーチはアドバイスしないというのがコーチングの基本にあります。同じようにファシリテータは議論を自分の考えに誘導しない、というのを最近知りました。
ふと考えたアナロジーが、コーチもファシリテータも「自分の色を加えない」。
自分がコーチングをする場面を考えてみると、アドバイスしないでいることは難しいのではないかと。知っていることを喋りたがるので。実際、仕事で話をしていて、相手の意見を聴きたいのに気付くと自分の方が多く喋っている、という状況に出くわします。意見も目に見えないものなので、自分の考えが混入しているのか判断するのが難しいのではないかと。
そこで考えたのが色のアナロジー。
目に見えないものに、色という目に見えるものを対応付けることで、相手の話を聴きたいときに、自分の色が混ざってないか、相手の色は表に出ているか、隠れた色はないか、うまく混ぜ合わされているか、と意識することができないだろうかと。

アナロジーはアナロジーでしかないのですが、見えないものを見えるようにするための道具として、色はいかが。