エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

「設計する」こと

わたしの職場に限った話なのかもしれませんが。
技術者が、自身の分担する部分のソフトウェアの設計もしています。でも、どうも「設計する」の意味を「設計書を書く」ことと勘違いされている部分があるような気がします。
設計することと、設計書を書くことは、いうまでもなく、違います。

自身が設計とプログラミングの両方を行うことの弊害なのでしょうか。どうも最初に実装を考えてしまうようです。設計は頭の中で済ましてしまって、表に出てくるのは実装だけ。そのような技術者が設計書を書くと、実装からさかのぼって、プログラムを日本語に翻訳しているような印象を受けます。

「設計」の定義が曖昧な、わたしの職場固有の問題なのかもしれません。

人によっては、本当に、設計という段取りを踏みました、という結果を見せるためだけに設計書を書いているようです。

もっとも「設計はこう進めてください」と「『設計』の設計」の内容を示せない、わたし自身も、同じ問題を抱えているのかもしれません。